甲状腺外来|すぎもと医院

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甲状腺外来

甲状腺疾患について

甲状腺とは

甲状腺とは

甲状腺は、喉ぼとけのすぐ下にある小さな臓器で、蝶が羽根を広げたような形をしており、気管を取り囲むように位置しています。そして、全身の新陳代謝や成長の促進にかかわるホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌しています。

甲状腺疾患でよくみられる症状

甲状腺疾患の症状は、疲れやすい、むくみやすい、便秘、冷えなどの症状や、あるいは逆に動悸がする、イライラして落ち着かない、暑がりで汗をかきやすいなど、多くの女性が日々感じている症状が多いものです。
そのため、ご自身の判断で、「産後の疲れだろう」「更年期だから仕方がない」「老いによるものだ」などと思い込んで諦めてしまっていた方が、調べてみると実は甲状腺の病気が原因だった、などというケースがしばしば見受けられます。
甲状腺疾患は、女性によく見受けられる病気で、男女比は1:5とも言われています。

主な甲状腺疾患

  • 甲状腺疾患は大きく3つに分けられます。
  • 甲状腺ホルモンの量が変化する疾患
  • 甲状腺内に腫瘤ができてくる疾患
  • 上記両者の合併する疾患

甲状腺ホルモンの量が変化する疾患

  • 甲状腺機能亢進症:バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎など
  • 甲状腺機能低下症:橋本病(慢性甲状腺炎)、粘液水腫、手術後甲状腺機能低下症、アイソトープ治療後など
バセドウ病

どんな病気?

バセドウ病は、本来自分の体を守るはずの免疫が自分自身の甲状腺に反応して起こる病気で、この免疫反応は自己免疫とよばれます。自己免疫により甲状腺細胞の表面にあるTSHレセプターに対する抗体が作られ、この抗体が甲状腺を刺激するために甲状腺ホルモンが過剰になります。甲状腺ホルモンが過剰になると新陳代謝が盛んになり、交感神経の働きが活性化されます。その結果、暑がり、発汗が増える、食欲増加、手の震え、動悸、体重減少などの症状が現れます。
特に女性に多く、男性に比べて約4倍の頻度で発症します。

治療法は?

抗甲状腺薬という薬で甲状腺ホルモンの合成を抑え、血液中の甲状腺ホルモンを正常にする治療です。アイソトープ治療や手術なども行われます。

無痛性甲状腺炎

どんな病気?

何らかの原因で甲状腺が壊れ、中に蓄えられていたホルモンが血液中に漏れ出し、一時的に甲状腺機能亢進症の症状を引き起こす病気です。名前の通り痛みがないため、「無痛性」甲状腺炎と呼ばれます。

治療法は?

バセドウ病との区別が難しい場合もありますが、無痛性甲状腺炎は治療せずとも1〜2ヶ月で自然に回復するのが特徴です。症状が強い場合は、動悸や手の震えを和らげるために、対症療法としてβ遮断薬を使用することがあります。

亜急性甲状腺炎

どんな病気?

亜急性甲状腺炎は、甲状腺に炎症が起こり、痛みを伴う病気です。ウイルス感染が原因と考えられていますが、明確には解明されていません。風邪のような症状が前触れとして現れ、2〜3週間後に急に発症するのが特徴です。
甲状腺が腫れ、押すと痛みが出るほか、高熱や動悸、倦怠感が伴うこともあります。

治療法は?

症状が重い場合は、痛み止めやステロイド剤を使った治療が行われます。

橋本病(慢性甲状腺炎)

どんな病気?

橋本病は、本来自分の体を守るはずの免疫が自分自身の甲状腺に反応して起こる病気で、この免疫反応は自己免疫とよばれます。自己免疫により甲状腺に慢性の炎症が起こり、甲状腺が腫れます。また甲状腺の炎症の悔過、甲状腺ホルモンの合成機能が低下してくることがあり、甲状腺機能低下症のおもな原因となります。甲状腺ホルモンが不足し、新陳代謝が低下するため、寒がり、体重増加、便秘、むくみ、関節痛、物忘れがひどい、疲れやすい、髪の毛が抜けるといった症状が見られます。
特に女性に多く見られます。

治療法は?

甲状腺機能が低下している場合は、甲状腺ホルモンを薬として補充します。ただ甲状腺機能が低下している場合でも、その低下症が一過性で自然に回復する場合があり、そのような可能性がある場合は治療を開始せずに経過をみることがあります。

甲状腺内に腫瘤ができてくる疾患

  • 甲状腺良性腫瘍:腺腫、嚢胞、腺腫様甲状腺腫など
  • 甲状腺悪性腫瘍:甲状腺がん(乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がん)、悪性リンパ腫など

甲状腺の疾患は治療すれば軽快、またはコントロール可能です

甲状腺の病気は、きちんと治療すれば軽快、またはコントロールできるケースがほとんどです。甲状腺の悪性腫瘍(がん)の大半は乳頭がんで、5年生存率は90%以上というデータもあります。早期に発見し、適切に治療を行えば、治癒する可能性が十分にあります。

こんな症状は受診をお勧めします

  • 首に腫れがある
  • 暑がり、寒がりになった
  • 胸がどきどきする、もしくは脈がゆっくりになった
  • 疲れやすい
  • 体がだるい
  • 体重の変動があった
  • 手足が震える
  • 汗が異常に多い
  • 髪の毛が抜けやすい
  • 顔や手がむくむ
  • 便秘ぎみ
  • 月経不順になった

当院では、患者さん一人ひとりに寄り添い、わかりやすく丁寧な説明と治療を心がけています。初めての方でも安心してご来院いただけるよう、リラックスできる環境を整えております。お体の不調や不安な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

電話番号:06-6924-7077

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