血圧が急激に上がってる・・・高血圧緊急症について|すぎもと医院 院長コラム

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院長コラム~病気や健康維持のワンポイントアドバイスなどをお届けいたします

vol.33 血圧が急激に上がってる・・・高血圧緊急症について

2020/01/29

血圧が急激に上がってる・・・高血圧緊急症について

高血圧緊急症ってあまり聞きなれない病名と思いますが、文字通り血圧が上がりすぎて緊急の治療が必要となっている状態です。

血圧が上がりすぎたって言いますが、具体的に決まった血圧の値はなく、だいたい180/120mmHg以上、特に重要なのが脳や心臓、腎臓、大血管などの臓器に障害が生じるあるいは進行するような症状があることが即座に治療介入が必要になってくる状況と言えます。具体的には頭痛やめまい、胸痛、背部痛、呼吸困難などの症状があった場合を指します。症状がなければ、一過性の血圧上昇ということで緊急の治療は必要ないということですが、血圧180mmHg以上を放置するのは決して感じのいいものではなく、早い目にかかりつけ主治医との相談が必要です。

高血圧緊急症はどういう治療が必要か

入院治療が原則で症状に応じてICUなどで管理することもあります。その際、血圧をモニターしながら、急速かつ過剰な降圧は臓器の血流低下により脳梗塞や腎機能障害、肝障害などの虚血性障害を引き起こす可能性が高いので、降圧の程度が予測でき、即時に調整可能な注射剤により降圧を図ります。一般的にゆっくりと初めの1時間は25%以上の降圧はさせず、次の2~6時間で160/100~110mmHgを目標とし2日以内に降圧させます。初期降圧目標に達したら内服薬を開始しながら注射剤は徐々に漸減しながら中止していくという慎重な手順をとります。

最近は高齢者で独居の方も多いので、夜中に急に血圧が上がってふらついたりしたら不安になることも多いと思います。急な血圧の上昇でも大事になることは多くはないのですが、少なくとも症状が少しでもある場合は当然のこと、ほかに症状がなくとも160/100mmHg以上が続くなら救急受診をお勧めします。また先にも申しましたが普段の血圧管理としても再考が必要と考えますので近日中にかかりつけ主治医に受診し、薬の種類や量、用法などを変更してもらってください。

すぎもと医院 院長 杉本 由文

電話番号:06-6924-7077

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