血尿(尿潜血)を検診で指摘された!|すぎもと医院 院長コラム

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院長コラム~病気や健康維持のワンポイントアドバイスなどをお届けいたします

vol.28 血尿(尿潜血)を検診で指摘された!

2019/7/26

腎臓とはどんな臓器か?

腎臓は、腰より少し上の背中側に位置しており、左右にひとつずつあります。そら豆のような形で、大きさは握りこぶしより少し大きいくらいです。 腎臓は血液中の不要な老廃物を尿として濾過、排泄するという役割がありますが、尿を生成するのはネフロンと呼ばれる組織で、ネフロンは腎臓の最小単位、左右の腎臓それぞれに100万個以上存在し、ネフロンは糸球体という毛細血管の塊(血液を濾過する役割)と、それを包むボウマン嚢(原尿の受け入れる役割)、そこに繋がる尿細管(尿の濃縮、電解質、ブドウ糖などの再吸収など)という管で構成されています。

腎臓の役割

圧迫骨折

体内の老廃物を排泄するだけではありません。

  • 1. 尿を作る、電解質、水分の調整、血圧の調整をする。
  • 2. ビタミンDの活性化(骨の代謝に関係)、赤血球を作るホルモンを作る。
    という仕事をしています。
1. 尿を作る、電解質、水分の調整、血圧の調整をする

腎臓の最も大きな役割は、尿をつくることです。

腎臓には心臓から送りだされる血液が糸球体でろ過されます。このろ過された尿には、老廃物に加えて体に必要な物質(水分、糖分、ナトリウム、アミノ酸など)も含まれています。体に必要な物質は、尿細管を流れている間に再吸収されて血液中に戻りますが、老廃物は不要な水分とともに尿となって尿管から膀胱へ行きオシッコとして体の外に排泄されます。腎臓のこうした働きにより、体内の水分量や血液中の電解質(ナトリウムやカリウムなど)の濃度を一定に保ちます。

また「レニン」という血圧を上昇させるホルモンを分泌する働きもあります。「レニン」は腎血流量によって分泌が調整されるのですが、動脈硬化によって腎血流量が下がると「レニン」の分泌が増えて血圧が上昇し、更には高血圧の原因となります。


2. ビタミンDの活性化、赤血球を作るホルモンを作る

尿をつくること以外にも腎臓は大切な役割があります。骨をつくるのに必要な栄養素であるビタミンDは、魚やキノコ類に含まれていますが、体内で活性型ビタミンD3に変化させることによってはじめて機能します。このビタミンDを活性化させる作用があります。

また、腎臓では、赤血球をつくるホルモン、「エリスロポエチン」がつくられています。
例えば腎臓の機能が低下することで「エリスロポエチン」の産生が低下すると、赤血球が作られなくなり貧血になります。これを腎性貧血といいます。

今回は腎臓というものはどういう臓器かについて説明しました。
次回は尿潜血・血尿について説明します。

すぎもと医院 院長 杉本 由文

電話番号:06-6924-7077

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